能力が有ることに気付いていないだけかもしれない

梅干を食べたことがある人は、
自分が梅干を食べているのを想像するだけで
勝手に(無意識のうちに)つばが出てきます。

もちろん、梅干を食べたことがない人は、
梅干の味(酸っぱさ)を知らないので、
梅干を食べている場面を想像できたとしても
つばは出てきません。

また、たとえ、梅干を食べた経験があっても、
その酸っぱさを記憶として思い出せなければ、
つばは出ません。

ここで、この話を一般化するために、
つばが出ることが、自分にとって望ましい反応である
(つばが出ること = 自分が望む結果)
と考えてみます。
(あまり、そんなケースはないと思いますが、
あくまで例として考えてみます)

すると、望ましい反応を得るためには、
その反応を引き出す経験(記憶)をしていることが必要だ
ということがわかります。

しかし、経験(記憶)があったとしても、
それを思い出せなければ、
望ましい反応を得ることはできません。

ここでポイントとなるのは、
望ましい反応を得られないとき、
その原因は、
本当に経験(記憶)が無いからなのか、
それとも
本当は、経験(記憶)があるが、それを思い出せないだけなのか、
ということです。

梅干の酸っぱさを思い出すのは簡単ですが、
人間は、人生の中で経験してきたさまざまなことを
すべて簡単に思い出せるわけではないので、
そのように考えると、
今現在、自分(意識)では気づいていないけど、
自分の人生に役立つ経験(記憶)が、
無意識の領域にたくさん埋もれているかもしれない
と考えることができます。

それら埋もれているものを活用しないのはもったいないことです。

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人格の変え方

人格の変え方、
というのは、結局、
自分の心と状態の変え方、と同じです。

両者の違いは、
「人格」というのは、
概念(単なる言葉のラベル)で、
それを、
見ることも、聞くことも、感じることもできません。
一方、
それを心と体の状態に置き換えれば、
見て、聞いて、感じることができるようになります。

見て、聞いて、感じるようにできれば、
それをコントロールすることができるようになります。


人格を使い分ける

ウォルト・ディズニーは、
ディズニーランドという
自分の夢を実現させる上で
3つの人格を使い分けていた、
と言われています。

その3つの人格とは、
・夢想家(独創的なアイデアを出す人)
・現実家(現実的に考える人)
・批評家(批判的に考える人)
です。

独創的なアイデアも
実現(現実化)できなければ、
ただの絵に描いた餅です。
そして、
何かを実現するにあたって、
それを批判的に観る視点がなければ、
大失敗をしてしまうかもしれません。

つまり、
夢をを実現させるためには、
それぞれの段階に応じて
異なる人格が求められるということです。

それを一般化して言えば、
状況(文脈)によって、
求められる成果は異なり、
その成果を得るには、
それに相応しい人格も異なる
ということになるでしょう。

(つづく)


ネガティブな記憶に色をつける

「明るい未来」
「暗い過去」

何かを思い出したり想像するとき、
大体、ポジティブなことは
明るくてカラフルな映像が思い出され、
逆に、ネガティブなことは
暗くてモノトーンの映像だったりします。

もし、ここで、
想像力を働かせて、
ネガティブな記憶の場面(情景)に
色をつけて、
カラフルにしてみるとどうなるでしょう。

おそらく、
それまであったネガティブな感じが
やわらぎます。

このように、
頭の中に浮かんでくる場面の映像を
色を変えたり、大きさを変えたり、
近づけたり遠ざけたりすると
それに伴って、
感情も変化します。

同じことは、聴覚や触覚についても
あてはまります。

これをうまく利用すると、
自分のやる気のスイッチを発見する、
といったことにも応用できます。


記憶と想像力を使う

人間は、楽しいことを思い出すと楽しくなります。
悲しいことを思い出すと悲しくなります。

梅干しを食べた経験がある人なら、
その記憶を思い出すと、自然とツバが口の中にあふれてきます。

そして、実際に梅干しを食べた記憶を思い出さなくても、
そういう場面を想像するだけでも、ツバが出てきます。

現実に梅干しを食べているわけでもないのに
体が勝手にツバを出すという反応をしてしまいます。


つまり、人間の心や身体は、
必ずしも現実の世界(環境)に反応しているわけではなく、
記憶や想像などの
頭の中の世界に反応しています。

だから、
感情など
自分の心の状態や身体の状態を変化させるためには、
必ずしも現実の世界(環境)を変える必要はなくて、
自分の記憶を探ったり、
想像力を活用するだけでいいわけです。

そして、その時のキーワードは「臨場感」です。
思い出したことや想像したことを
どれくらい現実のように感じられるかです。

「臨場感」をもって
自分の頭の中の世界を
いろいろ変化させられたなら、
現実の環境とは関係なく、
感情をどのようにでも変化させられます。