考えるな、感じろ


考えるな、感じろ

これは、カンフー映画「燃えよドラゴン」の中で
ブルース・リーが発した有名な言葉です。

体は、何かを感じれば、無意識のうちに反応します。

武術において、考えて、意識的に反応したのでは、遅すぎます。
相手の動きに反応(あるいは同期)できません。


さらには、おそらく、
頭でものを考えている時、感性は鈍っています。
一方、
体でものごとを感じている時、思考は止まっています。

よくカウンセリングなんかで、
クライアントに寄り添うことが大事と言われますが、
おそらく、「寄り添おう」と思ったら寄り添えません。
「寄り添おう」と思うのではなく、
クライアントと同じものを見て、同じものを聞いて、
同じ姿勢や同じ動きをすることが、
クライアントの内的世界に同調することにつながり、
本当の意味で寄り添うことになるでしょう。

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相手の観点に立つ


自分が求める反応を相手から得るためには、
相手の興味のあることを話すことが必要です。

基本的に、人間は、
自分が興味のないことは雑音として
聞き流してしまいます。

そして、相手の興味のあることを話すためには、
まず自分自身が相手に興味を示し、
相手の興味を理解しようとすることが大事です。

いくら優れたプレゼン技術を持っていても
相手の興味に注意を払わなければ、
大した影響力を相手に及ぼせないでしょう。


コミュニケーションは全身で行われる


コミュニケーションというと、
言語によるコミュニケーションに注目しがちですが、
実際には、コミュニケーションは全身で行われます。

それは、顔の表情であったり、身振り手振りであったり
声の抑揚であったり、話すスピードであったり、
さまざまな形でメッセージが発せられています。

そして、その多くが無意識のうちに発せられています。


それに対し、受け手側も、
それらのメッセージを無意識のうちに受け取り、
それらに対して無意識のうちにさまざまな解釈をしています。

したがって、
より良いコミュニケーションを行うためには
言葉だけに注目していたのでは全く不十分です。

自分の表情や身振り手振り、声の抑揚や話すスピード等も
状況や話す内容に合わせてコントロールできるようになりたいです。

その時、ポイントになるのが、
自分の言葉や動きを、観察できるかどうかです。

観察できないものは、コントロールできません。


自分の状態が相手に影響する


「身体にきく」片山洋次郎著から引用します。

 身体の動きは、内側だけではなく、実は、外側にも漏れ出ていて、
 無意識のうちに互いに影響し合っているものです。

 身体がふわっとゆるんだ響きのいい状態になると、
 それはすぐに周りに伝わります。

 赤ちゃんや小さい子どもは、さわるとぷよぷよして柔らかく、
 とても深い呼吸をしています。
 何の身構えもない、無防備な状態の赤ちゃんは、
 身体が十分にゆるんでいて、とても響きがいい。
 そんな存在が近くにいると、人は引きずられて
 自然と呼吸が落ち着き、身体もゆったりとしてきます。



ラポールを築くためには、
自分の状態をコントロールすることも非常に重要です。


ラポール形成(言葉の使い方を合わせる)


以下のようなこともラポールを築く手段として使えます。

・ 相手の方言に合わせる。
  (無理に合わせると、馬鹿にしているように聞こえるので
  注意が必要ですが)

・ 相手の口癖を使う。(同上)

・ 相手の属する分野の専門用語を使う       等