人格を使い分ける

ウォルト・ディズニーは、
ディズニーランドという
自分の夢を実現させる上で
3つの人格を使い分けていた、
と言われています。

その3つの人格とは、
・夢想家(独創的なアイデアを出す人)
・現実家(現実的に考える人)
・批評家(批判的に考える人)
です。

独創的なアイデアも
実現(現実化)できなければ、
ただの絵に描いた餅です。
そして、
何かを実現するにあたって、
それを批判的に観る視点がなければ、
大失敗をしてしまうかもしれません。

つまり、
夢をを実現させるためには、
それぞれの段階に応じて
異なる人格が求められるということです。

それを一般化して言えば、
状況(文脈)によって、
求められる成果は異なり、
その成果を得るには、
それに相応しい人格も異なる
ということになるでしょう。

(つづく)


ネガティブな記憶に色をつける

「明るい未来」
「暗い過去」

何かを思い出したり想像するとき、
大体、ポジティブなことは
明るくてカラフルな映像が思い出され、
逆に、ネガティブなことは
暗くてモノトーンの映像だったりします。

もし、ここで、
想像力を働かせて、
ネガティブな記憶の場面(情景)に
色をつけて、
カラフルにしてみるとどうなるでしょう。

おそらく、
それまであったネガティブな感じが
やわらぎます。

このように、
頭の中に浮かんでくる場面の映像を
色を変えたり、大きさを変えたり、
近づけたり遠ざけたりすると
それに伴って、
感情も変化します。

同じことは、聴覚や触覚についても
あてはまります。

これをうまく利用すると、
自分のやる気のスイッチを発見する、
といったことにも応用できます。


記憶と想像力を使う

人間は、楽しいことを思い出すと楽しくなります。
悲しいことを思い出すと悲しくなります。

梅干しを食べた経験がある人なら、
その記憶を思い出すと、自然とツバが口の中にあふれてきます。

そして、実際に梅干しを食べた記憶を思い出さなくても、
そういう場面を想像するだけでも、ツバが出てきます。

現実に梅干しを食べているわけでもないのに
体が勝手にツバを出すという反応をしてしまいます。


つまり、人間の心や身体は、
必ずしも現実の世界(環境)に反応しているわけではなく、
記憶や想像などの
頭の中の世界に反応しています。

だから、
感情など
自分の心の状態や身体の状態を変化させるためには、
必ずしも現実の世界(環境)を変える必要はなくて、
自分の記憶を探ったり、
想像力を活用するだけでいいわけです。

そして、その時のキーワードは「臨場感」です。
思い出したことや想像したことを
どれくらい現実のように感じられるかです。

「臨場感」をもって
自分の頭の中の世界を
いろいろ変化させられたなら、
現実の環境とは関係なく、
感情をどのようにでも変化させられます。


心と体の状態は勝手に変わっていく

人間の心と体の状態は、環境に影響されます。

見えるもの/聞こえるもの/感じられるものが変われば、
状態は勝手に(無意識のうちに)変化します。

楽しい環境にいれば、楽しくなりますし、
悲しい環境にいれば、悲しくなります。

だから、
自分ではネガティブになっているつもりがなくても、
知らないうちに、
心と体がネガティブな状態になっていることもあります。

特に、ネガティブな環境が長期間続くと、
それに合わせて
ネガティブな状態が習慣になり、
その状態が当たり前になってしまいます。

そして、ネガティブな状態だと、
ますますネガティブなことが
見え/聞こえ/感じられるようになり、
悪循環に陥ってしまいます。

だから、環境はとても重要です。

しかし、環境が変わらなくても
自分を変えることはできます。

そのためのカギは、
記憶と想像力です。


感情が先で、思考は後

見えるもの、聞こえるもの、感じるものが変われば、
それに反応して感情も勝手に変わっていきます。

そして、思考は、
その、勝手に生まれた感情を
正当化する方向に働きます。

何かをやりたいと思えば、
それを行動にうつすための
正当な理由を考え出そうとします。

何かをやりたくないと思えば、
やらなくて済む正当な理由を考え出そうとします。

だから、意識的に
感情とは逆方向に
自分を動かそうとすると、
思考レベルで
強い葛藤が生じることになります。

その折り合いをどのようにつけるかで
パフォーマンスが大きく変わってきますが、
頭の中(思考レベル)でいくら考え続けても
折り合いをつけるのは難しいでしょう。

折り合いをつけるための一つの方法は、
思考レベルで一旦決断したら
その方向にそうものを
見て、聴いて、感じるようにすることです。
つまり、環境を変えてしまうことです。